雪の八瀬と冬の叡山電車|京都で雪景色に出会うコツ・積雪データ・大原や貴船へ(叡山ケーブル運休中)

公開 最終確認:2026年10月7日

雪化粧した八瀬の高野川と山(2014年1月撮影)
雪化粧した八瀬、高野川の流れ(2014年1月、八瀬比叡山口駅の近くで撮影)

この記事のポイント(2026年10月7日確認)

  • 京都市中心部で雪が1cm以上積もる日は平年で年4.2日。1〜2月に集中します。
  • 山あいの八瀬は、出町柳から叡山電車で約13分で行ける雪景色の名所です。
  • 叡山ケーブル・ロープウェイは当面運休中。冬は瑠璃光院・ルイ・イカール美術館も開いていません。
  • 八瀬からは京都バスで大原へ、叡電鞍馬線で貴船へも足をのばせます。

京都の雪景色といえば金閣寺が有名ですが、市内で雪が積もる日はそう多くありません。そこでおすすめなのが、叡山電車の終点・八瀬(やせ)です。

いいね京都では2014年1月、前の晩から降った雪で八瀬がすっかり雪化粧した朝の写真を撮りました。その写真と、雪景色に出会うための情報をまとめます。

2014年1月、雪化粧の八瀬

雪が積もった八瀬の小道(2014年1月撮影)
雪が積もった八瀬の小道(2014年1月撮影)

2014年1月18日の夜から降った雪が積もり、八瀬比叡山口駅のまわりは一面の雪景色になりました。木々の枝まで真っ白で、高野川の流れとのコントラストが見事です。

気象庁の記録では、この日(1月19日)の京都市中心部の積雪は2cmでした。市内では「うっすら」でも、山あいの八瀬ではこれだけの雪景色になっていました。

雪の八瀬の参道(2014年1月撮影)
雪の八瀬(2014年1月撮影)

京都で雪が積もるのは年に4日ほど

京都地方気象台(中京区)の平年値(1991〜2020年)です。

積雪1cm以上の日年4.2日(1月1.3日、2月2.0日、12月0.7日、3月0.2日)
積雪10cm以上の日年0.5日
最深積雪年7cm
初雪の平年日12月11日(2025年12月の初雪は12月4日)

※気象庁・京都地方気象台より。「雪日数」(雪が降った日)は年44.5日ですが、2020年から観測の方法が変わり、ちらつく程度の日も数えられます。積もる日はずっと少ないので注意してください。

京都の雪は1月と2月がねらい目です。山あいは平地より雪が多くなりやすく、京都地方気象台は2026年1月の大雪の際、京都・亀岡地域で山地70cm・平地10cmの降雪を予想していました(標高200m以上が山地)。

叡山電車で雪見に行く

八瀬へは、京阪の出町柳駅から叡山電車の叡山本線で約13分。終点の八瀬比叡山口駅は「高野川のほとりにある終点」(叡山電鉄)です。叡山電鉄の公式サイトの「叡山電車の四季」でも、三宅八幡駅〜八瀬比叡山口駅の間を雪の中を進む列車が紹介されています。

  • 展望列車:大きな窓の「きらら」と、2025年12月1日にデビューした「舞」は、主に鞍馬線(貴船・鞍馬方面)を走ります。
  • 冬の企画:2025〜26年の冬は、八瀬比叡山口駅のイルミネーション「Illumi-station」や「クリスマスステーションin八瀬」がありました。2026〜27年の冬の予定は、10月7日時点でまだ発表されていません。
  • 運行情報:叡山電鉄は、おおむね30分以上の遅れや運転見合わせがあるとき、公式サイトの運行情報に掲載します。

冬の八瀬で知っておきたいこと

叡山ケーブル・ロープウェイ毎年冬は運休(2026年は1月5日〜3月19日)。さらに2026年9月30日から当面の間運休中で、再開日は未定です(京福電気鉄道)
瑠璃光院公開は春・夏・秋だけ。冬は非公開(2026年秋の公開は12月13日まで)
ルイ・イカール美術館開館は春・夏・秋だけ。冬は休館(2026年秋は12月13日まで)

八瀬のかまぶろ(釜風呂)

八瀬は、壬申の乱で背中に矢傷を負った大海人皇子(のちの天武天皇)が、かま風呂で傷を癒したという伝説の地です。瑠璃光院は、この故事から「矢背」と呼ばれたのが「八瀬」の名の由来と紹介しています。

京都市埋蔵文化財研究所の資料によると、八瀬のかまぶろは実際には中世の石風呂の流れをくむもので、復元されたものが京都市登録有形民俗文化財になっています。

足をのばして:大原と貴船の雪景色

大原(三千院・寂光院)

八瀬比叡山口駅の近くの京都バス「八瀬駅前」から、大原行き(14・特16・17・特17・19系統)に乗れます。

三千院冬(12〜2月)9:00〜16:30、一般700円、無休
寂光院12月と1月4日〜2月末 9:00〜16:30、1月1〜3日 10:00〜16:00、大人600円

貴船(叡電鞍馬線「貴船口」)

貴船神社は、雪が積もった日に「積雪日ライトアップ」を行うことがあります。2026年は1月17日〜2月28日の土日に、開催するかを当日15時に知らせる形でした。2026〜27年の冬の予定はまだ発表されていません。

※各寺社の公式サイトより(2026年10月7日確認)。

雪の日のお出かけの注意

  • 運行情報を確かめる:叡山電車の運行情報、京都バスの運行情報、京都観光Navi(京都市公式)の積雪情報を出かける前に見ましょう。
  • バスの運休:2026年2月11日の雪の日には、京都バスの貴船口駅前〜貴船(33系統)が終日運休、大原〜小出石の間が一部運休になりました(京都観光Navi)。
  • 車は冬用タイヤで:同じ日、三千院は「スタッドレスタイヤ必要」、比叡山ドライブウェイは「スタッドレスタイヤ装着車のみ走行可」でした。
  • 足元:山あいは路面が凍りやすくなります。滑りにくい靴で出かけましょう。

よくある質問

京都で雪が積もるのは年に何日くらいですか?
京都市中心部(京都地方気象台)で、積雪が1cm以上になる日は平年で年4.2日です。1月が1.3日、2月が2.0日と、1〜2月に集中します(気象庁、1991〜2020年の平年値)。
京都の初雪はいつごろですか?
京都の初雪の平年日は12月11日です。2025年12月の初雪は12月4日でした(京都地方気象台)。
八瀬は京都の中心部より雪が多いですか?
八瀬の積雪を測る気象庁の観測点はありません。ただ、京都地方気象台は京都市の山地(標高200m以上)で平地より多くの雪を予想することがあり、2026年1月には山地70cm・平地10cmの降雪を予想しました。山あいの八瀬は雪景色に出会いやすい場所です。
冬に瑠璃光院やルイ・イカール美術館は開いていますか?
どちらも春・夏・秋の期間だけの公開・開館で、冬は開いていません。2026年秋は12月13日までです。
冬に叡山ケーブルで比叡山に行けますか?
行けません。叡山ケーブル・ロープウェイは毎年冬に運休し(2026年は1月5日〜3月19日)、さらに2026年9月30日から車両の検査と補修のため当面の間運休しています(京福電気鉄道)。
八瀬から大原へはどう行きますか?
京都バスの「八瀬駅前」から大原行き(14・17・19系統など)に乗ります。三千院は冬(12〜2月)は9:00〜16:30の拝観です。

まとめ

京都で雪が積もるのは年に数日だけ。だからこそ、雪の朝は山あいの八瀬へ。叡山電車で13分の小さな旅で、市内とは違う雪景色に出会えます。大原や貴船へ足をのばすときは、運行情報と足元に気をつけて楽しんでください。

出典(2026年10月7日確認)

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